2009年12月25日金曜日
寅
お正月を前に、少しコザッパリしようと髪を切りに行った。いつもはおしゃれな美容室に行っているが、ちょっとばかり面倒になってしまい、近くの1,500円カットの理容室に入ってみた。これが大失敗。担当のお兄さんは、「美容室に居たこともある。ハサミ使いは床屋のほうが上手だ。」と自信満万だったので、安心しきって任せていた。終わってみると、なんともボサボサバサバサで、まったくまとまりのない髪型に仕上がっていた。切ってしまったものは、しょうがない。髪型に慣れるのが先か、髪が伸びるのが先か・・・・。いくら来年が寅歳だからって、私を寅にしなくても・・・・。うぇ~ん。
2009年12月22日火曜日
見学及び鑑賞
「見学及び鑑賞」は、4月以降、年間で20件以上の展覧会を鑑賞し、その中で印象に残った展覧会5件について800字程度で解説・意見・感想等を述べるもの。観察力・感受性・思考力・資料収集力・文章力が評価の対象となる。
11月25日の締切りに間に合うよう4月から準備を開始した。4月から10月までの7ヶ月、月3つ程度の展覧会に出掛けるのは、ちょっと忙しかった。少しでも染織に関連した展覧会となると、どこで何をやっているのか探すのにも、ちょっと苦労した。他の生徒さんのレポートを参考にするでもなく作業を進めるのは、“こんなんで良いのかな?”と疑問を感じながらなので、添削が帰ってきた時、封筒をあけるのはドキドキである。再提出なんてこともザラにあるので、良い講評をいただけるとホッとする。私が選択した5件のレポートは、クラフト、お雛様、着物、刺繍、バスケタリーと染織に関連した違った内容のものだったのが良かったらしい。ふぅ~ん、そぉなんだ・・・。たまたまなんだけど、良かった、良かった。
直接作品を鑑賞し、自分の感じたことを文章にするってのは、とても良い勉強になった。レポートは終了したが、これからも時間を作ってたくさんの作品を見て回りたいと思っている。平日にゆっくりと見学できるのは贅沢だ・・・・。理解あるOTTOに感謝・・・・。
2009年12月18日金曜日
ミニアチュールテキスタイル
いやはや悩んだ・・・。こんな物を造りたい、あの素材も魅力的だ、こんな事も試してみたい・・・。いろいろと構想し、試作しても、駄目だ・・・こんなんじゃない・・・の繰り返し。電車に乗っている時も、ボーっとTVを見ている時も、始終考えていた9ヶ月だった。最終的に、食品包装用ラップフィルムを大量使用した作品に落ち着いた。12月25日締切に、ぎりぎり間に合った。
今回の作品の条件は、①20cm立方内に収まること、②材料はファイバーの範疇に入るもの、③技法は自由。ラップフィルムが繊維素材か?と問われると甚だ疑問だが、担当教諭から許可が得られたため、強行することにした。テーマや伝えたいことはあるが、そんな解説を聞かなければ、何に見えるだろうか?何かを感じていただけるだろうか?変な物にしか見えないかも知れないが、それはそれで良しとしたい・・・。ふぅ~・・・。
2009年12月15日火曜日
茶道講習会
十牛図は、中国の宋代に禅僧・廓庵師遠禅師によって書き表された10枚の絵。仏道修行の第一歩から活仏に至るまでの過程を十段階に分け、表現したもの。登場するのは牧童と牛、そして布袋様。牛は禅の「仏性」または茶の湯の「茶心」になぞらえ、牧童はそれを求める「修行者」になぞらえられている。
1.尋牛 ・・・ 牧童が牛を探す。
2.見跡 ・・・ 牧童が牛の足跡らしきものを見つける。
3.見牛 ・・・ 牧童が牛の声を聞きつけ、後を追う。
4.得牛 ・・・ 牧童は牛を捕える。牛は逃げようと暴れる。
5.牧牛 ・・・ 牧童は牛を飼いならす。
6.騎牛帰家 ・・・ 牧童は牛の背に跨り、笛を吹きながら家に帰る。
7.忘牛存人 ・・・ 牧童は悟りや茶心を得る。茶心を得たことすら忘れる。
8.人牛倶忘 ・・・ 迷いも悟りも抜け落ち、絶対的な空の世界、無の世界。
9.返本還源 ・・・ 何事もなかったように、有りのままの姿がのこるのみ。
10.入テン垂手 ・・・ 悟りを得た人は、他者に伝えなければいけない。
何かを修得しようとする時、意識してその事に対応するが、修得してしまえば、無意識で事を運ぶことができる。難しい引き柄杓も、修得するまでは意識して所作を行うが、一旦身に付けてしまえば、出来なかった時のことすら忘れてしまう。・・・と云うような感じかな。
2009年12月14日月曜日
スクーリング 「京繍」
京繍とは、日本刺繍のこと。京都に伝わっている日本刺繍だから京繍と云うらしい。古代から、布地に糸で模様を描いて楽しまれていたが、地方によって若干技法が違うらしい。
さて、京繍だが、一針一針細かく刺して模様を描いていくのは、とても根気の要る作業である。手芸好きな女性であれば、おそらく嫌いな作業ではないと思うが、とにかく細かい。平織りの布地は、上糸と下糸が交互に連なっている(凸凹)わけであるが、糸で面を描く(もみじの葉)のは、絹の布地の織り目を見て、下糸(凹)部分に布地の裏側から針を出し、同じ列の凹部分に布地の表側から針を刺す。すると布目に沿った真っ直ぐな色糸が凹部分に埋まるという次第である。細い絹糸で織られた布地の経糸一本一本を見るのは至難の技である。拡大鏡などを使って布目がハッキリクッキリ見えれば、かなり作業ははかどるんだろうが、老眼が始まった肉眼には辛い。細かく針を刺しているつもりでも、隙間が空いたり、斜めになったり。とは云いつつも、なんとなく誤魔化しながらも刺し進め、葉っぱの葉脈も付け、葉脈にカーブをつけて立体感を出したり、流水も太い細いでニュアンスを出したり、初心者ながらもなかなか立派な袱紗模様が出来あがった。3日間刺し続けてようやく出来あがった小さな刺繍であるが、熟練の職人は20分程度で終わるらしい。まぁ、そりゃ、しょうがないわな。
それにしても、やっぱり絹は扱っていて気持ちが良い。絹の布地と絹糸を相手に、一人の世界に篭った作業は、悪くないものである。
2009年12月9日水曜日
単位修得試験
今回は、「日本列島史」と「体育理論」の2科目を受験。決してナメテ掛かった訳ではないが、そろそろお勉強疲れしてきたようで、前回までに比べ、少々準備不足で臨んでしまった。日本列島史の設問は、弥生時代の集落について述べよ。体育理論の設問は、自律神経について述べよ。どちらも準備してあった論文モドキを書いて提出したものの、何とも的外れなような気がしてならない。まぁ、不合格であっても2月の最終試験で合格すれば良いんですけどね。1科目1時間、必死で文章を書き続けると右手が辛くなるのですが、2科目2時間連続は、瀕死の状態のミミズが這ったような字(筆圧の弱い、ヘニョヘニョ文字)になり、なんとも情けない見栄えである。
2009年12月8日火曜日
茶道修行
点前稽古は、前回のおさらいで、今回も和巾点をした。続けて同じ点前ということもあり、師匠からの指摘事項も少なく、まぁまぁ順調に終了した。稽古場では、自分の点前稽古のほかに、他のお弟子さんの点前稽古の席に客として参加することが多い。自分の点前稽古は1回でも、客稽古は数回に及ぶことが多い。客として参加することにより、他の方の点前を見て盗むわけである。客で入る度に、美味しいお菓子とお茶をいただきながら、点前を拝見できるので、楽しい稽古であるが、客としての作法を学ばないといけないので、うかうかしてはいられない。
前回、先輩が薄茶の平点前をした。薄茶の平点前は、基本中の基本であるため、難しいと云えば難しいが、時間的には短時間でサラッと終わる点前である。ボンヤリと気を緩めて客していたら、突然、亭主から「サユをいかがですか?」と云われた。サユって何?初めて云われた言葉である。この流れは何?とポカーンとしていると、薄茶の後に、ちょっと喉を潤したいであろう時に「白湯」を勧めるのだそうだ。知らんかった。
今回、別の先輩が薄茶の平点前をした。ボンヤリと気を緩めて客していたら、突然、師匠が「ゴジフクをしてみましょう」と仰った。ゴジフクって何?初めて聞いた言葉である。師匠は、ポカーンとしている私に、干菓子を亭主に勧めるよう指示、亭主は続けて薄茶を点てる。そうか!「ゴジフク」ってのは「ご自服」なんだ。客が亭主に対して、「あなたも一服どうぞ」ってことなんだ。知らんかった。
まだまだ知らない応用編がたくさんありそうだ。楽しい・・・。
2009年12月3日木曜日
2010
12月に入ったので当然と云えば当然であるが、慌ただしく過ごしていた昨年までは、いつも遅れ遅れになっていた。今年のスケジュール帳を調達したのが、年明けだったことを思えば、真っ当な準備状況である。
私が使っている手帳は、FILOFAXの黒革のシステム手帳。20数年前、ロンドン在勤の同期の男子に頼まれ、頻繁に日本から本を送っていた。そのお礼にと頂いたような気がする。これ位の大きさ厚さで、色は黒と指定したような気がする。気が付けば、同じ手帳を20年以上も使い続けているのである。我ながら、物持ちが良い。
さて、システム手帳のスケジュールシートであるが、まっさらな1年分を持つとワクワクする。来年がどんな年になるのか、どんな楽しいことで一杯になるのか、いつも気分を新たにさせてくれる。現時点で判っている予定を全部書き入れてみると、10月の予定まで入った。来年もドンドン楽しいことで埋め尽くして、ガンガン攻めていきたいと思う。けど、来年を迎える前に、今年中にやるべきことをやらねば・・・・。
2009年11月30日月曜日
2009年11月27日金曜日
株主総会
某社の株主総会に参加するのは初めてである。株価が日々下落しているこの時期に開催するのは、さぞ辛かろう。イケメン社長はどんな説明をするのか、株主達はどんな怒りの声を挙げるのか、興味を持って臨んだ。予想とおり株主からは厳しい意見が続いたが、誠実に答え続けたイケメン社長には好感が持てた。株主からは、今後、業績を上げるための具体的対応策の説明を求める声が多かったが、イケメン社長の回答は漠然としたものであった。まぁ、これぞ!と云う施策があったら、とっくに収益回復しているだろうから、しょうがないんじゃないかと思った。株価回復を切望する声が多かったが、それを一番望んでいるのは筆頭大株主であるイケメン社長自らではないでしょうかね。
それにしても、今日も株価は下落、為替は円高、金は下落。我が国の経済はどうしちゃったの?政治も駄目、経済も駄目じゃ、救われないですよ。明るく年を越せるのかしら・・・・。
2009年11月26日木曜日
ランチタイム・コンサート
これは、住んでいる市の芸術文化振興財団が企画しているもの。平日の昼11時30分から1時間だけ開催される。今回は、アンコールを加えても12時40分には終了した。チケット代金は、会員料金で1,000円。自宅から徒歩圏内の芸術文化センターで、昼の1時間だけ、安価な料金で美しい音楽を聴くことができる、とっても良い企画です。
久し振りにマリンバの音色を堪能した1時間でした。馴染みのある選曲ばかりだったせいもあり、小学生の時、何かの演奏会の機会に木琴を担当したことを思い出し、懐かしくてウルウルしちゃいました。小学生の時は、澄んだ音色の鉄琴が羨ましくて、なんで私はボゥンってな篭ったような音の木琴なんだろうと、ちょっと僻んでいたように思います。歳を重ねた今、天然の木の発する暖かな音色がなんとも優しく、暖かく、癒される感じがしました。小学生の時に、木琴の素晴らしさを教えてくれる人が近くにいたら、もしかしたら今頃はマリンバ奏者になって、世界を飛び回っていたかも知れないのに・・・・。
2009年11月25日水曜日
スクーリング 「体育実技」
場所は、オリンピック記念青少年総合センター。
今まで全く興味を持たなかった体育実技なるスクーリング。なにゆえ参加することにしたかと云うと、仕事を辞めてからというもの、めっきり運動量が減っていることを実感したこと、周囲に体調が悪い友人が増えたこと、旦那の腰が思うように回復しないこと・・・・等々あり、ちょっとここいらで専門家の指導を受けた方が良いんじゃないかと思った訳である。
年配の参加者が多いことが予想されるため、キツイ運動はしないだろうと、お気楽気分での参加でした。予想通り、決して激しい運動はない。むしろユッタリ。ユッタリがキツクナイかと云えば決してそんな事はなく、ユッタリも結構キツかったりした。主に、気操体、足操体を中心とした運動やリラクゼーションやストレッチや足ツボマッサージを教えていただいた。気操体は、体操に気を加えたもので、呼吸法を重んじた、太極拳のようなヨガのようなものである。呼吸の不思議、体内電流の不思議、陰と陽の不思議をご教示いただき、人間の身体の不思議を実感させていただいた。西洋医学では説明できないようなことなのかも知れないが、とても参考になり、旦那様の腰痛軽減にも役立ちそうだと感謝している。
スクーリング受講後は、応用気操体「ほのか体操」を毎日欠かさず実行している。運動になっているかどうかは疑問だが、気持ち良いので良しとしている。
2009年11月24日火曜日
大和撫子講座
写真は、お屠蘇飾りと松飾り。口紅紙をちょちょっと折って水引を掛ければお屠蘇飾りが、組紐をちょちょっと結べば松飾りが出来上がる。ちょっと手間を掛けるだけで、なんとも豊かな気分になれます。
年神様を迎えるための準備は、なんともワクワクする。大掃除にしてもおせち料理にしても、日本の年中行事にはそれぞれ意味があります。昔からの慣わしを重んじて、次世代に伝えることは大切なことだと思います。子供の頃から母がすることを目にはしていましたが、独立した今となっては手抜きも甚だしい私です。少しずつでも出来ること、伝えられることを増やしたいな~なんて思いました。
2009年11月22日日曜日
2009年11月21日土曜日
茶道修行
久し振りに和巾点をした。数年振りのような気がする。久しくお稽古してないな~とは気づいていながら、なんとなく機を逸していた。今日は、是非とも和巾点をしよう!と意を決して臨んだ。何ゆえなのか?と云うと、先日、テレビで天皇陛下御在位20年記念式典を拝見したからだ。
和巾点は、皇族から拝領した裂地で、古袱紗等を仕立てた場合に行う点前です。例えば、皇后様のドレスの残り裂地とか、何かの記念に織られた裂地とか・・・・。貴重な裂地なので、一人が拝領する量は小さく、大きな物は作れないため、せいぜい古袱紗程度しか出来ないらしい。とは云え、我々一般庶民は、皇族関係から裂地を拝領するなんてことは一生有り得ない出来事であり、「頂いた場合にする点前」ってなだけで、あくまでも稽古である。淋しい気もするが、恭しい感じが何とも雅で良い点前である。
2009年11月20日金曜日
開炉
炉開きと云えば、茶花は椿と決まっているようです。10月下旬頃から、園芸屋さんには椿の苗がたくさん並べられます。切花を調達しても良いのですが、炉開きの日に丁度良い頃合の蕾でないと不味いので、難しいです。本当は、自宅庭から、その日に良い状態の枝をチョンと切って花入に飾るものだと思いますが、マンション暮らしの我が家では遥か遠い夢のようです。幸い、我が家の近くには椿を育てている園芸屋さんがあるため、あわよくば翌年以降も蕾を付けてくれることを期待して、苗を購入します。茶道に興味を持っていなかった頃は、椿と云えば椿でしかなく、1種類だと思っていました。茶道をはじめてからは、椿にも種類があることを知りました。そして、自ら苗を選ぼうとしたら、ゆうに100種類以上はあることを知り驚きました。それぞれ蕾の色・形が違い、葉の大きさや形が違い、100数十種類が並ぶと、それはそれは圧巻です。そんな中から、今年は「加賀子絞」という名前の苗を購入しました。去年購入した「宗旦」同様、可愛がって育てましょう。
2009年10月30日金曜日
茶道講習会
茶席における第一の道具は「掛物」と云われている。掛物とは掛け軸であるが、茶席の場合は、禅僧の書いた禅語が飾られていることが多い。これが難しい。まず、あまりの達筆で何と書かれているのか分からない。読めなければ当然、意味も分からない。掛物により、その茶席のテーマが掲げられているのだが、読めなく、(読めたとしても)意味が分からなければ、亭主がどんな思いで席を設けたのか理解不能である。客は、その日のテーマが分からなければ、茶席の面白さ半減である。
ってなわけで、『茶席の禅語』を少しでも理解できるようになりたいと思い、この講座を申し込んだ。第一回目、教室に入った途端、場違いな感じを受けた。見渡したところ、ご高齢と思しき方々が大半である。近くに座っているお婆様方の会話を耳にすると、あちこちで「◯◯先生」と呼び合っている。どうやら、この講座は、かなり上級者向けらしい。それも、何年にもわたり、ずっと受講し続けているらしい。なんてこった。不安だ・・・。
講師は、臨済宗妙心寺派大聖寺住職の上村和尚。今回のお題は、「碧巌録93則 大光作舞」。始まった途端、不安的中である。茶席の掛物でよく目にする5~7文字程度の禅語どころではない。中学の漢文の教科書で見たような、長い長い禅語である。上村和尚が一文ずつ丁寧に、逸話を交えながら楽しく講義してくださったお陰で、難解ながらも興味深く2時間を過ごすことができたが、大変である。まぁ、私は禅僧じゃないし、知らないから学ぶわけだし、少しずつ馴染んでいけば良いかなってな感じです。
何だかチンプンカンプンのままに終わってしまった初回でしたが、「いちいち言葉で説明せず、感じ取る」こと、「理屈をあ~だこ~だ云ったら、嘘になってしまう」ことを教えられたのかな?
2009年10月26日月曜日
大和撫子講座
まず、小笠原流の歴史から始まり、小笠原流の基本理念、礼法とは・・・と云う基本知識を説明いただいた。現在、何気なくしている正座が小笠原流から始まったというのは、少し驚いた。正座の発祥なんて考えたこともなかった。
おじぎの仕方、和室でのマナー、飲食のマナーは、茶道に通じるものがあり、日常生活にも参考になることばかりで、興味深い。日常のマナーに関連して、毎回、数種類ずつの折形を教えていただいている。懐紙や口紅紙(正方形の和紙で四隅が赤で縁取られている)を使っての、ちょっとした折り紙が楽しい。和紙を使っての折形は吉と凶があること、祝儀袋の中袋は「金子内包み」とすることが正式であること、箸置き、箸袋、心づけを包む「松の葉包み」等々、簡単で綺麗で洒落た折形が楽しくてしょうがない。茶席で食べきれなかった干菓子を、いつもクシャクシャっと懐紙に丸めてしまっていましたが、「残菓包み」にすると、何て美しいんでしょうと、嬉しくなってしまいます。
飲食のマナーの中で、食事は、「自分は、その食事をいただくに値するのか、反省の気持ちを持っていただく。食事をいただいた後は、(いただいたエネルギーを)世の中に還元する」ことが必要だと教えられた。そんな事を考えたら、今の私は1日に1食でも多いくらいだ。食欲のままに飲み食いしていて申し訳ない。
2009年10月25日日曜日
茶道修行
風炉最後の稽古ということで、ちょっとばかり気合を入れて臨んだ。いつも稽古に向かうバスの中で、今日は何の点前を稽古しようかと思案する。そう云えば、随分と茶通箱の稽古をしていないと思い、風炉最後は茶通箱で閉めることにした。
茶通箱は、桐の長方形の箱の中に、お茶屋さん(お詰め)が異なる2種類の濃茶を仕込み、お客様を2碗の濃茶でもてなすもの。亭主が用意した濃茶の他に、招いたお客様から濃茶をいただいた場合等に行う点前らしい。茶通箱の扱いとして、茶通箱の中に茶が入っている時は左手から、箱の中が空の時は右手からという作法があるが、いつまでたってもどっちだったか覚えられない。いちいち先生に順番を囁いていただき、どうにかこうにか終了した。茶通箱の扱い、大津袋の扱い、茶巾の絞り替え、袱紗のチリ打ち、茶入と棗の入替え等々、楽しい所作がたくさんある点前である。
来月は炉開き。茶人の正月である。
2009年10月23日金曜日
秋の味覚
人生初、大量の栗を剥いた。
有難いことに、長野在住の義母から、毎月季節の野菜が送られてくる。近所のスーパーに行っても、手が掛かりそうだとか、扱いが分からないとかで、買うことに躊躇する物でも、送り付けられてしまうと、何とか美味しく食べようと試みるところが、我ながら立派なところだと自画自賛している。先日届いた箱の中には、じゃが芋、玉葱の定番物に加え、枝豆、南瓜、里芋、さつま芋、栗、もち米、小豆等々が詰まっていた。栗は庭先で拾ったもの。大粒でホクホクして美味しいのですが、野生の栗なので虫が入りこんでいることがあるのが難点である。いろんな理由をこじつけて、去年までは旦那様が栗剥き係を担当してくれていたのですが、今年は一念発起、暇な妻が人生初の栗剥きに挑むこととなりました。固い皮を剥き、渋皮を剥き、途中、顔を見せる白い虫と格闘しながら、朝から夕方まで栗と戯れていました。いやぁ~、栗剥きって大変な作業ですね。皆さん、こんなに大変な思いをしながら栗を食べているんですね。有難くいただかねば、罰があたります。一緒に送られてきたもち米で栗おこわを作り、小豆で栗ぜんざいを作って、秋の味覚を堪能させていただきます。
2009年10月22日木曜日
喜寿
10月20日は皇后様のお誕生日で、皇族方がお祝いに向かわれる映像がニュースで流れた。それを真似て、静岡の実家に日帰りでお祝いに行こうと思い立った。
例年通り、前日にプレゼントを用意し宅配便で送り、当日に電話すれば良いやと思っていたが、このところの地震や台風で少々心細い思いをしたようなので、出向いて一緒にお祝いランチでもしようと思った。いつも強気の母であるが、珍しく大喜びの様子で、遠出した甲斐があった。喜寿のお祝いは何をするんだろうかと調べたら、「紫のチャンチャンコ」というのが多かった。還暦の赤いチャンチャンコの上をいくものらしい。冬でもさほど寒くならない静岡ではチャンチャンコは必要なかろうと思い、紫のカーディガンを用意した。奮発してカシミヤである。昨年来、紫系は流行りの色で、たくさんの品揃えがあったため選ぶのに苦労はなかった。もし、母が気に入らなければ、私が着たいほど洒落た品である。
2009年10月20日火曜日
茶道修行
今年の春の終わり頃、「真の茶事をやりましょう!」とおっしゃる先生の言葉に、どんなものなのか分からないまま「はいっ!」と元気に答えたのでした。茶事は何となく理解しているものの、『真』と付くことにより、何がどう違うのか、どんなに過酷なものなのか、とてつもなく恐ろしいものを感じながら、緊張感一杯で挑みました。
まず、長時間の正座は免れられないだろうと推測して、正座楽としびれよけ足袋と膝当てを準備しました。立派な器で懐石料理が振舞われるらしいと聞き、食後に器を清めるための柔らかい紙(不織布)と汚れた紙を入れるための袋を用意しました。そして、紋付色無地の着物一式を点検したのでした。準備は万端。あとは、お行儀良く、粗相をしないよう、大人しく楽しんでいればOK!のはず・・・でした。
いやぁ~。緊張しました。茶室の空気が違いました。張り詰めていました。茶室に入って暫くは、動作がぎこちなく、息をするのも憚られるような緊張感が部屋中に充満していました。初炭点前の後に中立ちがあり、露地で一息つき、ようやく少し緊張感がほぐれた感じです。その後、改めて席入りし、懐石料理の段になると、手の込んだ、美しい、美味しい料理に魅了され、食べることに集中してしまい、緊張感はどこえやら・・・です。これでもか、と云うほど多くの品数のお料理とお酒をいただきました。目はトローン、頭はボー、足はジンジン、お腹はパンパンです。茶懐石って、本当に美味しいんです。街中の料理屋が懐石料理なんて銘打ってお食事を出すことが許せないくらい、茶懐石って美しいんです。あ~、幸せだ~。正座じゃなくて、楽な姿勢でいただければ、もっと幸せなんだろうか・・・。おっと、懐石料理に話がいってしまいましたが、濃茶も美味しくいただきました。美味しいお菓子と抹茶は、当然の事ながら、相性バッチリです。
美味しい、楽しいで終わった茶事ですが、自分の修行の足りなさ、不甲斐なさを痛感した1日でもあります。余裕を持って茶事を楽しむために、もっと修行を積まなければ!
2009年10月19日月曜日
パレ・ドゥ・マサノ
面倒臭がりの私は、自分自身の手入れに関してもズボラである。どぉにも我慢できなくならないと美容室に行かないし、吹き出物ができても、そのうち直るだろうと放置しているし、ポッコリお腹も、食べれば出るよねってな具合で、良く云えばいたって自然体でいる。
そんな妻の姿を見かねて、去年と今年、旦那様から誕生日プレゼントにエステサロンの利用券をいただいた。当然のことながらエステサロンには、全く縁のない旦那。こじんまりとした地元のサロンに目星をつけ、「女性専用」と書かれているにも係らず全く気にせずドアを開け、お姉さんと交渉に入ったらしい。お姉さんは、男性が入ってきたことにビックリしたものの、『妻の不憫な足をどうにかして欲しい』と云う熱意に感動し、どの施術が良いか相談にのってくれ、利用カードを手作りして下さったそうな。
普通の女性だったら喜んで足繁く通い、あっという間に無くなるであろう利用券が、ズボラな私だとなかなか減らない。使用期限のない利用券のため悠長に構えていたのですが、お姉さんからの「店舗移転案内」に少々動揺し、ご近所にある内に行っておこうと5ヶ月振りに伺った次第です。
いやぁ~、やっぱり気持ち良いものですね。今回は、ダイエットカプセル40分+下半身リンパマッサージ60分をお願いしました。申し訳ないほど立派な脚を、1時間掛けてマッサージしていただくと、終了後、見ただけで違いが分かるほどスッキリします。特に、膝上の肉がどこかに消え去り、脚がスッキリ見えるんです。「ご自分でも毎晩マッサージされると違いますよ~」とは云われますが、ズボラな私は当然しません。来年の誕生日は、サロンの利用券ではなく、『毎晩、夫が妻の脚マッサージをする券』をいただけれうと、楽チンで嬉しいんですがね。
2009年10月16日金曜日
茶道研究会
今回の研究科目は、炉での初炭、茶筅荘、後炭、濃茶付花月の4つ。炭点前や花月は、稽古する機会が少ないため、見ることも聞くことも新鮮で興味深い。
花月は、5人で行う茶遊びである。5人が札を引き、引いた札により、茶を点てる人、茶を飲む人等の役割が決まる。何度か札を引き、役割を交代するが、場合によってはただ座っているだけで終わってしまうこともあり、それも面白さの一つと云える。花月と云っても薄茶だけの基本的な花月から、茶通箱付花月、炭付花月、シャ座花月、結び袱紗花月等々いろいろあるため、茶の点前だけではなく茶花を生けたり、香の作法を知っていないと楽しめず、上級者でないと難しいものが多い。それぞれの花月のルールを知り、茶道に関わる様々な知識を持ち合わせていることが参加条件である。まだまだ勉強中の私は、足の運び、茶室内での動きを覚えるだけで精一杯である。茶仲間と一緒に、日がな一日、花月で楽しむ時は来るのだろうか。
2009年10月15日木曜日
茶道修行
11月の炉開きを前に、少し寒さを感じるようになる10月です。夏の間、お客様から遠ざけていた風炉を少しだけお客様に近づけ、少しだけ暖を感じられるような心遣いをした設えが“中置”です。この時期限定の点前です。中置には、“大板”と“小板”があり、若干扱いが異なります。大板に準じた扱いに“五行棚”があります。同じような点前でも、棚があると改まった感じがします。私だけでしょうが、少しだけ、気合の入り方が変わります。
五行棚は、玄々斎好みの棚で、焼杉の木目洗い出しの二枚板に三本の竹柱でできています。焼杉の天板と地板の中に、木(竹柱)・火(炭)・土(風炉)・金(釜)・水(湯)の五行を納めることから命名されました。竹柱は、一節を向こう柱とし、二節を客付に、三節を勝手付にして据えます。
天然素材が好きな私は、天然素材総出、なのに仰々しくない五行棚が気に入っています。
2009年10月9日金曜日
2009年10月7日水曜日
お見送り
2日納棺式、4日通夜、5日告別式と立ち合わせていただいた。病床に臥せっていた時から少しずつ変化を感じ、様々なセレモニーに立ち会うことにより、少しずつ親友の死を受け入れられるようになった。何事も自分で選択し、決断してきたクワシマ。歩んできた道、過ごしてきた人生に後悔はないと信じているが、病に関しては自ら選んだ事ではなかったはずである。この先の人生設計もあったであろうことを思うと残念でならない。どんな世界に行ってしまったのかは分からないが、新たな世界で楽しんでくれることを願いばかりです。
春風亭昇太独演会
昨年、我が家の誘いで落語鑑賞デビューしたクラモッチは、落語の面白さを大層気に入ってくれたようで、「落語に行こう!」と誘うと付き合ってくれるようになった。嬉しい。今回は初めてクラモッチからの申し出で行くことになった。特に昇太さんのファンと云う訳ではなく、「テレビで見たことがあるから」と云う理由だったらしい。が、高座が始まる前から大笑いで、何も考えずとにかく笑えるのが良い!と大層楽しんでいた。
同じ古典落語でも、話し手によって随分聞こえが違ってくるところが、何度聞いても飽きない理由の一つなんだと思う。語りだけで多くの人達を楽しませる話芸ってのは、やっぱりスゴイ。人を幸せに出来る人ってのは、それだけで尊敬してしまう今日この頃・・・・。
単位修得試験
今回は「陶芸史」。試験問題は「高麗青磁について述べよ」。
レポート2課題が、ともに中国陶磁器についてだったので、試験問題はたぶん朝鮮陶磁器なんじゃないかと予想していましたが、見事的中しました。準備していた論述を、1時間ひたすら書き捲くりました。1時間は長いようですが、字数にすると然程書けません。尻切れとんぼにならないよう、最後まで書き終えるためには、乱筆ごめんなさい!って感じです。仕事とは云え、手書きの読み難い文章を読まされる先生方には、本当にお気の毒に思います。
今回の陶芸史のおかげで、茶道具で使われる茶碗、茶入、水差、花入、香合等々の陶磁器について、歴史から焼物の特色まで大変勉強になりました。使う道具の背景を知っていると、ますます思い入れを深くして拝見することができます。
2009年10月4日日曜日
茶道修行
『大円の真』は通称『円真』と呼ばれています。点前としては、最高位『真の行台子』に次ぐ格のものです。道具は全て真塗りであったり、唐物であったり・・・・と大層な物達勢ぞろいです。『円真』限定の所作として、「古袱紗の三方捌き」が登場します。通常、道具類を清めるには袱紗を使用しますが、『円真』では小さな古袱紗を使用します。小さいからチマチマとした感じの所作になります。台子点前でも登場しますが、「露切り」と云う所作があります。古袱紗でチマチマと道具を清め、イジイジしているような露切りをすると、なんだか自分が小さく小さくなったような気がする点前です。
今時、唐物茶入を所持することは、財閥の令嬢に生まれるとか、大金持ちに嫁ぐとか、宝くじに大当たりするとかでもしない限り有り得ないので、本番で『円真』点前でお客様をおもてなしすることはありません。お稽古限りの点前ですが、いろいろな所作を覚えることにより、日常の所作にも参考になることが多く、楽しいです。
2009年10月2日金曜日
無念です
21年のお付き合いでした。短いです。もっともっと・・・・共に婆さんになるまで、婆さんになってもずっとずっとお付き合いしていきたい、いけるものだと思っていたのに・・・・。早過ぎます。残念です。
初めて会った時の、フロアの端から端まで、大きく手を振って、お尻を振り振りさせて、元気良く歩いていた姿が忘れられません。元気一杯だったのに・・・・。健康オタクで、身体に良いと聞けば、何でも試していたのに・・・・。何にでも一所懸命になり過ぎたんでしょうか。頑張り過ぎたんでしょうか。後悔しても後戻りはできませんが、悔やまれてしようがありません。思い出すのは、元気に笑っている顔ばかりです。あそこにも一緒に旅行に行った、あの時あんな会話をした・・・・、楽しかった想い出ばかりが浮かんできます。もう、これ以上、一緒に想い出作りができなくなってしまいました。悲しいです・・・・。淋しいです・・・・。いつか、どこかで、また会えるでしょうか・・・・。
2009年10月1日木曜日
茶道講習会
初めてお目に掛かる辻さんは、料理人らしくこざっぱりとした清潔感のある、シャンとしたお爺様でした。「話が本業ではないので・・・・」と仰りながらも、2時間キッカリ、大変楽しく、興味深く拝聴させていただきました。辻留の美味しいお料理をいただきながら、ご主人とお酒でも酌み交わしながら、談笑させていただきたいと、心から思ってしまいました。
懐石の基本三本柱は、旬の食材を使い、素材の持ち味を生かし、食べる人のことを思いやって料理することだそうです。私の場合は、その時々で安価な食材(=旬の食材)を使い、凝った味付けをせず(=素材の持ち味を生かす)、愛情を注いで(=食べる人のことを思い)作っているので、まぁまぁ外れてはいないのじゃないかと思います。その他、料理のコツ、盛付けのコツ、調理器具の上手な使い方等々、今更ながらですが、参考になることばかりでした。ご主人お勧めの「伊賀の釜戸さん」に大変興味をそそられております。ご飯が美味しく炊けることが、一番の基本ですからね。
今年は10月3日(土)が中秋の名月だそうです。今のところ、あまりお天気は良くないようですが、芋名月に因み、里芋を美味しく煮てみましょうかね。
2009年9月29日火曜日
トイレ不調
だいぶ前から、トイレ使用後、タンクに給水が終わる時、『ボンッ』という音が聞こえていた。最近、とみに音が大きくなるなと気にはなっていた。何か不具合が発生しているらしい・・・。とうとう、使用後タンク給水が出来なくなってしまった。タンクに水がある限りは、使用後、洗浄されるのだが、タンクへの水補給がされない。いちいち手作業でタンクへ水補給しないといけない事態になってしまった。幸いトイレが2つあるので切羽詰った状況ではないものの、多くの時間を2階のリビングで過ごしている中、地階のトイレに通うのは少々面倒である。
もっと家の中でも動きなさい!という神の仕業かも知れない・・・・。
2009年9月28日月曜日
2009年9月25日金曜日
お気に入り
今まで、お風呂は夕食後しばらく経ってから入っていたのですが、どうも面倒臭くなってしまい、ウダウダと時間を過ごしてしまいがちでした。旦那の帰りが少し遅くなったこともあり、夕飯前にお風呂を済ませてしまえば、夕食時にお酒を飲んでも、その後ゆっくりできるんじゃないかと思い、試しに17時頃から入ってみました。これが、思いのほか心地良かったんです。風呂場に窓があるため、電気を点けないで入れます。入っているうちに、だんだんと薄暗くなり、虫の音なんかが聞こえてきます。お風呂から上がる頃には、すっかり暗くなるのですが、なんとも落ち着くんです。ちょっとだけ贅沢な気分です。
2009年9月24日木曜日
2009年9月16日水曜日
2009年9月14日月曜日
今日の洋菓子
昨日、毎月お菓子を作っていただいているお姉さんご夫妻を我が家にお招きして、ランチをご一緒しました。数日前からメニューを考え、器を選び、当日は朝から掃除と料理に大忙しです。もっと気楽に対応できると良いのですが、自宅に人をお招きする機会があまりないため、気合入りまくりです。
ご夫妻とは初対面なのですが、終始会話が弾み、楽しい時間を過ごさせていただきました。安心して数時間をご一緒できる方々ってのは嬉しいです。穏やかなお人柄で、話題が豊富で、どんなことも受入れてくださる人間の大きさの違いでしょうか。そんなところも見習いたいものです。
何かお菓子を作ってきてくださるんじゃないかとの期待とおり、レモンチーズケーキをお持ち下さいました。レモンの酸味が利いていて、爽やかで、とても美味しい出来映えです。昨日、4人で1カットずつ頂きましたが、大きなホール丸ごとお持ち下さったので、まだまだ在ります。今日明日も存分に楽しめそうです。美味しい・・・・。
2009年9月11日金曜日
今日の和菓子
やっぱり美味しい。一昨日、高円の風雨楽々を日本一と褒めたたえたけど、どら焼山も日本一!日本一がたくさんあって申し訳ないが、甲乙付け難い。どら焼山の何がスゴイって、アンが栗だけで出来てるってのがスゴイ。普通の栗どら焼きは、小豆餡の中に栗が入っているけど、どら焼山は、栗ペースト餡に粒栗が入っている。もぉ~、栗だらけ!これは秋の味覚でしょ!(商品は1年中あります)
子供の頃は、どら焼きと云ったら安い和菓子って感じだった。それほど魅力的なお菓子ではなかったように思う。今は高級感たっぷりのどら焼きがいろいろと出回っていて、大好きな和菓子になってしまった。いつ頃から好きになったんだろうか?日本橋うさぎやのどら焼きがキッカケだったのかも知れない。30年前だ・・・・。
2009年9月10日木曜日
ウォーキング
仕事を辞めてから、めっきり運動量が減りました。それまでも特段、運動なるものをしていたわけではありませんが、通勤で歩いたり、電車に乗ったり、階段を上り下りしたり、職場をウロウロしたり・・・と、自然と身体を動かしていたように思います。好きな時に好きなだけ行動するようになった今では、ともすれば、一日中椅子に座り続けてしまうこともあります。この状態を続けていると足腰が弱って、目指すべく元気な婆さんになれないのではないかという不安がよぎってきた訳です。
「体育理論」は、骨格・筋肉の動き等々、かなり専門的な内容が盛り込まれており、それはそれで勉強になったのですが、レポートを書くにあたり、参考文献を最低1冊は記載せよとあり、例によって図書館で4冊借りてきました。テキストの中で一番興味があったウォーキングについて3冊、食事療法を1冊。読み終えたウォーキングの本は「若返りウォーキング」と「すきっ腹ウォーキング」。著者の皆さんはそれぞれの持論を分かりやすく述べていらっしゃって、とても興味深く、面白く読ませていただきました。
「若返りウォーキング」は、運動としてのウォーキングの方法を記述していらっしゃいます。その中で、『みぞおちの下から足がはえているという感覚を持って歩く』というのがナルホドです。足が長くなったような感覚で、大股に歩けば、インナーマッスルの大腰筋が鍛えられるそうです。
「すきっ腹ウォーキング」は、食後満腹の時は血液を胃腸に回すべきなので運動は避ける。お腹が空いている時の運動は、全身に血液が回り、運動効果や健康効果が高まる、ということです。
もともと歩くことが好きなのでウォーキングは苦になりません。ってな訳で、ここ数日は1時間程、ガンガン歩いています。当然のことながら未だ効果は表れていませんが、気持ち良いです。
2009年9月9日水曜日
pal-system
まずカタログを受けとり、次の週に注文用紙を出して、その次の週に品物が届く。カタログを見てから品物を受け取るまでに2週間かかる仕組みだ。今日食べたい、すぐに食べたい物を注文するわけではないようだ。それってどうなの?と思いながらも、自宅に届けてくれることを幸いに、重量のあるものを大量注文してみた。2週間はアッと云う間に過ぎた。この短期間では、嗜好はそうそう変わるものではないらしく、受け取ると “わ~、美味しそう!” と、単純に喜べる。自分で注文して、後々代金もお支払いするのに、何やらお届け物を受け取ったようで、ちょっと嬉しい。妙な気分だ。
2009年9月8日火曜日
雑木林
私の記憶では、この花壇の手入れをしたのは、昨年春頃、ラベンダーの苗を植えた時が最後です。その後1年数ヶ月、夫の介護や仕事で忙しいとか、外に出ると日焼けするとか、この季節は蚊に刺されるとか、いろいろな言い訳をしつつ放置してきました。この花壇は夫の部屋に面しているため、わざわざ覗きに行かない限り目にしないってこともあり、1年数ヶ月放置された今、どんな状態になっているのか分かっていませんでした。
「花壇がモノスゴイ事になってますよ」と云う夫の言葉に恐怖を感じつつも、そろそろ涼しくなり、曇り空で日焼けの心配も少なくなった今朝、勇気を持って見学に行きました。ビックリです。確かにモノスゴイ事になっていました。草ボウボウどころではなく、何と、得体の知れない木が数本生えていて、雑木林と化していました。30分程の作業で草取りは終了したものの、得体の知れない木はノコギリじゃないと切れません。伐採を試みたものの、縞々模様の蜘蛛やらウニャウニャした虫に遭遇してしまったため中止です。この後はどうしましょう・・・・。
露地付きの茶室を欲しいものだと思っていますが、坪庭でさえ管理できない私に、露地の手入れは難しいようです。
2009年9月5日土曜日
動物臭
2009年9月2日水曜日
今日の和菓子
先日、地元で、昔ながらの小さな饅頭屋を見つけました。機会があったら是非と思いながら数日が経ってしまいました。今日、饅頭屋の近くに用事があったので、覗いて見ました。店は1坪程度の限りなく小さな構えです。売り場のすぐ後ろが作業場になっていて、老夫婦が何やらクルクルと丸めていらっしゃいました。昼過ぎに行ったのですが、饅頭作りをしながらの開店のようで、店先には、ショーケースに並べる前の蒸し上がったばかりの茶饅頭と吹雪が木箱の中で冷まされていました。ショーケースの札を見ると、茶饅頭と吹雪の他にみたらし団子が並ぶようです。今、クルクル丸めているのは、おそらくみたらし団子で、これから焼き上がるのでしょう。今日は、出来あがったばかりの茶饅頭(80円)と吹雪(90円)をいただいてきました。田舎のばあさんが作りそうな、大きくて重たい饅頭です。はてさて、お味のほどは・・・・。
2009年8月31日月曜日
野菜の日
総選挙が終わり、24時間テレビが終わり、イモトアヤコを追いかけるように台風11号がやって来ました。外は暴風雨。大荒れ天気を幸いに、今日は家で日本列島史の4つ目のレポート書きに勤しむことにしましょう。4つ目のテーマは、「平安京における、民衆の生活文化」について。図書館で借りてきた繁田信一著『庶民たちの平安京』は、とても面白いです。内容は、その時代に書かれた文書から、貴族や庶民の生き様を読み解いているものです。庶民のハチャメチャ振りが、ドリフのコントのようで楽しい。
さて・・・・、政権交代後、現代庶民の生活も楽しいものになるでしょうか・・・・?
2009年8月28日金曜日
お気に入りの場所
東京国立近代美術館工芸館で催されている 『おとな工芸館 涼しさを招く、こども工芸館 ?!コレクション』。開催期間が8月30日(日)までなので、ぎりぎりです。
昔々、今のように冷房設備が整っていなかった時代、人々は涼しさを感じる物を身近において、暑い夏を楽しんでいました。季節毎に建具を取り替えたり、小物を出したり仕舞ったりするのは大変ですが、気持ちよく日々を過ごすためには、大切な行事だったのではないでしょうか。おとな館では、薄物や藍染めの着物の涼味、白竹の清々しさ、銀の冷たさ、ガラスの透明感等々によって、涼やかさを感じることができました。
こども館では、ヘンチクリンな物体がたくさん展示されていて、思わずニマッとしてしまいました。一番のお気に入りは、「箱の男 (浜いさを作)」です。1辺15cm位の正方体の中で、裸んぼの男子が窮屈そうにいろいろなポーズでもがいています。50個ほどの箱の中の男は、全て違ったポーズで、いかにも箱から出して欲しそうな動きをしていて、とても面白かったです。きっと、制作中はとても楽しかったのではないでしょうか。
あまりメジャーでない東京国立近代美術館工芸館ですが、私のお気に入りの場所の1つです。同館は、1910年に近衛師団司令部庁舎として建てられ、1972年に重要文化財に指定されました。北の丸公園の緑に囲まれ、レンガ造りが映え、とても素敵です。あまりメジャーでないこともあり、良い物をたくさん収蔵しているわりには、いつも空いています。そして入館料は、一般200円、大学生70円、18歳未満と65歳以上は無料という、太っ腹な料金体系です。ついでに、私が在籍している京都造形芸術大学はキャンパスメンバーになっているとのことで、なんと無料です。こんな心地の良い空間なら、ちょこっと見て帰っても、全然惜しくないです。全ての美術館が、そうなって欲しいものです。
2009年8月27日木曜日
貧乏性
昨年度、植物染めによる作品作りをした際、彼女は自宅の庭で大量の藍を育て、その藍葉で糸を染め、見事な着尺(着物)を織り上げたのでした。育てた藍から、これまた大量の種が採取されたと云う事で、丁寧な育て方説明書を同封して送って下さったのでした。昨年度、私は、染料屋さんでタデ藍葉を購入したのですが、優しい青色がとても気に入ったので、次は自ら育てた藍で作品を作りたいと思い、説明書に従って、4月にプランターに植え付けました。すぐに芽が出て、青い小さな葉がスクスクと育ち始めました。が、そこからがいけなかった。説明書によれば、かなりの分量を間引きすることになっていたのですが、貧乏性の私は、“せっかく芽が出たのに勿体無い”なんて思ってしまったんですね。見る見る間に、小さなプランターは藍で一杯になり、栄養不足、土不足、スペース不足のため、どんどんひ弱な感じになってしまいました。で、とうとう断念です。この暑さも加わり、緑の葉が茶色になりつつあります。
貧乏性が災いして、収穫ゼロです。あ~ぁ。
2009年8月25日火曜日
薬入手経路
頑健な私は、年間を通して病院に行くことがほとんどありません。ドラッグストアで薬を購入することも、ほどんどありません。たいがいは、“食べて、寝て、治す”です。ところがどっこい、我が夫は、ここ数年、定期的に通院を繰り返しています。夫は腰に持病を抱えており、大層ヒドイ時は入院し、そこそこ辛い時は治療に通い、まぁまぁ大丈夫な時は楽になる薬を貰いに行っています。昔々は、病院に行けばそこで薬もいただけました。どんな理由だったかは忘れましたが、今では、病院で処方箋を貰い、調剤薬局に薬を買いに行かないといけなくなりました。健康じゃないから病院に行く訳で、病状によっては移動が辛い場合もあります。健康体であればなんてことない距離でも、歩けない人にとっては病院に行くのだけでも精一杯なんです。病院と調剤薬局はたいがいは近い所にありますが、少しの移動距離でも世界のハテに感じる人もいるんです。
便利な世の中になった今、病人の負担を軽減すべく、端末操作で処方箋を掛かりつけの調剤薬局に送り、薬は配達で、代金はネット決済でってならないですかね。いっそのこと、いつも同じ薬の処方箋だったら、TV電話の問診でOKってなことになれば、松葉杖ついて、おっちらこっちら行かなくて済むんですがね。
この暑い最中、老体鞭打って元気に走り回っている議員候補者には、病人の不便さ不自由さは理解できないでしょうね。
2009年8月24日月曜日
みんな一緒
私個人は、特定の政党を支持することなく、いつも、その時々で、人も政党も選んでいる。昼のニュースによると、世論調査の結果、現時点では、民主党が単独で2/3議席を獲ると予想されているらしい。今回、民主党に多くの票が流れる要因は何なんだろうか?どこの党がどうのと、意見するつもりは毛頭ないが、公報を読んでも、TVの対談を聞いても、どこも胡散臭そうに感じるのは私だけなんだろうか・・・。
選挙と並んでTV放送時間が多いと感じるのは、特定芸能人の麻薬使用事件である。
毎日、飽きもせず、どこのTV局も似たような内容を繰り返し放映している。視聴者が喜ぶからだろうか?多くの情報は想像の域を脱しておらず、◯◯なんじゃないだろうか・・・、なんて報道をしている。麻薬使用は絶対にあってはならないことであり、重要性が理解できなくもないが、今回の事件を違う視点で捉え、世の中に大事なことを伝えようとするTV局はないものだろうか・・・・。
みんなが同じ方向を向いてしまう傾向を好まないのは、天邪鬼な私だけだろうか・・・・。
2009年8月19日水曜日
現代手織物クラフト公募展
この公募展を知ったのは、横浜シルク博物館に、古賀フミ(人間国宝)さんの佐賀錦展を見に行った時。数十枚あったチラシの中からこの1枚が目に留まったこと、以前、駒ヶ根に家を買おうかと現地を見に行ったことがあることから、この公募展には何か縁があるんじゃないかと、勝手に思っての応募です。
この公募展は、入賞すると賞状と副賞がいただけるらしい。見習芸術家としては、そんなものにはハナカラ欲はなく、作品に対する審査委員の方々のコメントがいただければ、今後の制作に生かせるのではないかと期待している次第です。審査は9月初旬。はてさて、どうなることやら・・・・。
2009年8月17日月曜日
スクーリング「素材研究」最終日
それにしても、私はアイデアを練りに練ってから作品作りに入るタイプなので、即興で何かを作るのは苦手です。皆さん、どうして一晩で素晴らしい発想ができるのでしょうか・・・・。
スクーリング終了から1週間経過しての報告です。何故かと云えば、慣れない運針で、肩と首がコリにコッて、動けない状態だったんです。こんな肩こりは初めてです。寝返りは打てないは、首は回らないは、頭は痛くなるは、気持ちは悪くなるは・・・・、最悪です。弱っちい、身体になってしまいました。
スクーリング「素材研究」中日
そもそも、ビニテにアイロンをかけてみようなんて、誰が思いついたんだろうか・・・・。
スクーリング「素材研究」初日
初日は、ひたすらチクチク縫いの日です。素材は、天竺(綿布)、ローン(綿布)、ドビー(レーヨン布)と綿のカタン糸。1枚から数種類を組み合わせた布を、3mmまたは5mm幅で、縦のみまたは縦横に縫い、洗濯をし、シワシワ加減やホツレ具合を楽しむというもの。縫い方や素材によって随分と違う表情になるものだということを発見。そもそも、布のシワが美しいとか面白いなんて思ったことはなく、手を加えることによって、同じ布地が全く違う表情を見せるということに驚いた1日でした。
それにしても、運針もまともに出来ないなんて・・・・・。
2009年8月14日金曜日
2009年8月12日水曜日
今月のお菓子
2009年8月11日火曜日
駿河湾地震
5時過ぎ、東京の我が家でも大きな揺れを感じたものの、眠気に勝てずベットの中でウツラウツラしておりました。いつも通り6時に起床し、震源地はどこだったのかしら?とテレビを点けたら、御前崎の映像が出ているじゃありませんか。私の実家は御前崎の隣町の相良(牧之原市)です。こりゃ大変ってんで、すぐに実家に電話をしたのですが、回線が混み合っているというメッセージが流れて通じません。2~3分後に再度電話すると幸いにも通じ、母の無事が確認できました。“心臓が止まるかと思った”と動揺が隠せない様子でしたが、怪我もなく、大きな被害もないようで一安心です。普段、何かあっても“べつに~”と強がる母ですが、今回ばかりは興奮した様子で、仏壇のお位牌が隣の部屋まで飛んでいったとか、本棚の本が全部散らばっているとか、食器棚の中がグチャグチャだとか、捲くし立てていました。
昼過ぎ、改めて電話してみると、すっかり落ち着きを取り戻したようでした。屋根瓦が一部ずれているらしく、さっそく大工さんに見てもらったようです。地震保険申請のために写真まで撮ってもらったようで、しっかりしたものです。たいくつな毎日に突然事件が起こり、楽しんでいるようにも見え、心強い限りです。さすが、我が母です。
娘の私は、昨晩、京都でのスクーリングを終え、東京に戻りました。京都から戻る時、久し振りに実家に寄ろうかとも思ったのですが、過酷なスクーリング内容のため、首肩がガチガチに凝り、頭痛とムカムカがひどく、我が家に戻って休むことを選んでしまいました。昨晩、実家に泊まっていたら、スリリングな朝を経験できたのに・・・と思うと残念でなりません。
私の兄は、地震発生直後に母に連絡をとり、奥さんにおにぎりと水を用意してもらい、すぐさま車で相良に向かったようです。途中で母から連絡が入り、道路が不通になっていることを知らされ、すごすごと家に戻ったようですが、さすが、頼りになる我が兄です。ちょっと鉄砲玉のような気もしますが、素晴らしい行動力と思いやり一杯の心意気に脱帽です。
時間が経つにつれ、被害状況が明らかになっています。1日もはやく、普段の生活が取り戻せることを祈っています。交通網が確保できたら、片付けに向かわねば・・・・。
2009年8月6日木曜日
単位修得試験
久し振りの単位修得試験でしたが、試験準備のための勉強は、大変有意義なものでした。いろいろな角度から西洋染織史、東洋染織史を見つめ直すことができ、ボヤッとした知識が鮮明なものとなり、まるでその時代に自分が居たかのような錯覚にさえ陥りました。正倉院の裂地を考察しては茶道をしたくなったり、リュルサのタピストリーに影響されて綴れ織がしたくなったり・・・・・、大忙しです。
2009年8月5日水曜日
ワッショイ!
いろいろな使用者がいる中で、私は野球部(たぶん高等部)の練習が好きです。切れの良い掛け声を聞くと、楽しくなってしまいます。特に、全員でするランニングの時の掛け声は、一緒になって“ワッショイ!”と云ってしまうほど好きです。
1、2、12 (ワッショイ!)
1、2、12 (ワッショイ!)
1234 (1234)
1、2、12 (ワッショイ!)・・・・・・・
1人ずつ順番に1、2と掛け声をかけ、他全員で“ワッショイ!”と合いの手を入れます。声が揃っていて、気合が入っていて、とても清々しい気分になります。因みに、(たぶん)中等部の野球部は“ワッショイ!”ではなく、“ソーレ!”です。優しい響きで、まだまだ子供らしさを感じます。私は断然“ワッショイ!”派です。
今日も元気に“ワッショイ!”
2009年8月4日火曜日
音の会
「音の会」は、国立劇場の歌舞伎音楽(竹本、鳴物、長唄)研修生による発表会です。若者による公演ということから、入場料金はかなり安く設定されています。今回の演目は、雨の四季(長唄)、妹背山婦女庭訓(義太夫)、棒しばり(舞踏)の3本です。どれも好きな演目です。「雨の四季」は、鳴物が多い長唄です。鳴物は、笛・太鼓・鈴を始めとし、奏者5人が、3種類~10種類近くの楽器を演奏していましたから、相当の種類を聴くことができました。これほど多くの鳴物を楽しめる演目は、そう多くはないと思います。「妹背山婦女庭訓」は、三味線と語りだけです。三味線の音はあるものの、太夫の語りだけで聴衆を惹き込むことは難しいです。聴き易い演目ではありますが、正直、ちょっと眠くなってしまいました。最後の「棒しばり」は、無条件で楽しめるものです。勘三郎監修ということもあり、最初から最後まで見せ場・聴かせ所の連続です。「棒しばり」は、能でも演じられる演目ですが、歌舞伎の方が大衆向けで大笑いできること間違いなしです。
3演目を通して、「型」や「構え」の美しさを改めて感じました。小太鼓を叩く前の撥の構え、横笛を吹き終わった後の所作、身体に対する三味線の角度、激しい踊りの途中の指先の表情、どれもこれもピタッと決まっていて美しかったです。型の美しさは、日本の伝統武芸に共通することなんだと思います。日常から、背筋を伸ばして美しい立ち居振舞いをしたいものです。
2009年7月30日木曜日
2009年7月29日水曜日
試験準備
来週、3年振りに単位修得試験を受験します。これまで、気にしつつも、テキスト課題に手をつけられなかったのですが、今年度は心を改め、毎月1つレポート提出をしています。4月の東洋染織史と5月の西洋染織史のレポートはめでたく合格点をいただいたので、ようやく受験資格が出来たって訳です。同年度内にレポートと試験の両方に合格して、ようやく単位修得できます。レポート合格を無駄にしないよう、受験料を無駄にしないよう、今回で一発合格といきたいものです。
単位修得試験は、60分です。横罫線がひかれたB4用紙が1枚配られます。「◯◯について、自分の意見を交え述べなさい」みたいな簡単な質問に対し、ひたすら書きまくります。握力・腕力の弱い私にとって、辛い作業です。右手がボロボロになります。親切なのは、事前に論述する(試験に出るであろう)主要テーマを5つ教えてくれるので、その5つを入念に下調べしておけば、心穏やかに試験に臨めるのです。
ってな訳で、試験準備を開始しました。初日の今日は、愛しい旦那様が休暇で、講習会の資料作りをするというので、ダイニングテーブルにそれぞれのラップトップPCを並べ、一緒にお勉強ができました。つまらない作業も仲間がいると楽しくできるものですね。
2009年7月28日火曜日
美しい胡瓜
2009年7月27日月曜日
スクーリング「バスケタリー」最終日
物造りは、頭で考えるものではない。手を動かしてこそ良いものができるんだ、と云うことを再認識した3日間でした。楽しかった!!!
スクーリング「バスケタリー」中日
スクーリング「バスケタリー」初日
初日は、まず、素材を「組上げる」と「編む」の学習です。先生から素材を与えられ、技法は教えられず、好きなように組上げて下さい、平面を作って下さい、と指示され、出来あがったのが写真の代物です。出来の良し悪しは別として、何となく形になるのがスゴイです。って云うか、遥か大昔の人達も、誰に教わるでもなく、同じような作業をして農作業用の籠やら漁猟用の魚篭とか造ってたんですよね。数千年前から変化していないところもある人類です。
2009年7月24日金曜日
お得なセミナー
長年、雇用保険を掛け続けていた(正確には、無意識のうちにお給料から天引きされていた)ので、無職となった今、始めて失業給付金なるものを申請しました。失業給付金は、職を失った一定の条件を満たしている人は、無条件で貰えるものだと思っていたのですが、世の中そんなに甘くなかったようです。失業給付金は、「働きたいのに、職がない」人に対して支給されるものなので、4週間で最低2回の求職活動実績がないと、「働く意志が無い」とみなされ支給されません。それほど生活に困窮している訳でもなく、ハローワークの求人検索で、どんなに条件を譲っても「該当なし」としか出ない私にとって「求職活動」なるものは、どうもやっかいです。
そんな時、市広報で求職活動と見為されるセミナー参加募集があり、何かの参考になるかも知れないと思い出掛けてみました。内容は、それはそれは親切丁寧、手取り足取りの求職方法をご教示いただき、なるほどってなものでした。驚いたのは講習内容より、参加者全員にお茶とお菓子が振舞われたことでした。これって税金なんだよね、でもたくさん税金納めているから良いよね、と有難く頂戴しました。冷房の効いた部屋で、参考になるお話と美味しいお茶とお菓子、とってもお得な気分でした。
そぅ云えば、私は、いまだかつて就活も婚活もしたことないんだよね・・・。
2009年7月22日水曜日
ボロボロ
参加している講座名は「茶の湯初心者を教える先生のための講座」。決して、お茶の先生になろうとか、なりたいとか云う訳ではなく、初心者に教える内容ってことは、茶道を学ぶ者にとっては、まず知っているべき基本なんだろう・・・と思い、自分の知識を増やすために参加しています。
4月「茶の歴史」、5月「茶杓の銘と使い方」、6月「茶道具と季節の取り合わせ」、そして今回7月は「茶室と露地」でした。毎回、専門の講師をお招きし、ご教示いただく事柄は、へぇ~、ほぉ~、なるほど、と参加して良かったと思える充実した内容です。今回の「茶室と露地」は、いずれは露地付き数奇屋造りのMy茶室を欲しいと思っている私にとっては、夢が膨らむ内容でワクワクでした。
巷は、“今世紀最高の日食”とやらで盛り上がっている中、昼過ぎまで建物地下講義室でお勉強をし、その後は、刺繍画展を拝見しに行きました。展示会タイトルは「おもてなしの風景」で、お花見のお弁当、焙烙焼き、竹の子ごはん等々、様々なお食事風景を刺繍で描いたものでした。面白い表面方法があるものだと、見習芸術家には参考になりました。
で、本題です。移動中、左足に何か引っ掛かりを感じ、ふと見ると・・・・・、なんと、靴が壊れていました。随分昔に購入したものではあるものの、全体的にはまだまだ綺麗で、何の異常もないのに、エアークッションの部分が剥がれて、舌を出したようにベロッと飛び出しているではありませんか。ビックリです。道中脱ぐわけにもいかず、左足をズルズルと引き摺って、ようやく我が家に帰り着きました。あぁ~、なんてこった・・・・。
2009年7月21日火曜日
いとへん展
開催期間は8月8日(土)~11日(火)、場所は京都産業会館「きらっ都プラザ」3・4階展示場。
「いとへん展」は、京都の芸術系6大学で染織や染色デザインを学んでいる学生作品を展示発表すると共に、演奏会や講演会、パネルディスカッション等が企画されているらしい。
昨年度、始めて臨んだ着物作品であり、公の場に展示するには未だ未だ力不足だということは重々承知しているが、声を掛けて頂いたのも何かのキッカケ、縁であると思い、出展させて頂くこととした。
京都造形芸術大学で芸術を学び始めた時、ある先生から、「芸術は自己表現である。プロとアマの違いは、多くの人々に自分の作品を見て欲しいと思うかどうかだ。プロの芸術家は、自分の表現した物を、他人に見てもらい、良くも悪くも何かを感じて欲しくなるものだ。」と云われました。自分に甘い未熟な見習芸術家ではありますが、世間様へのお披露目の第1歩としたいと思います。
2009年7月18日土曜日
茶道修行
お稽古内容は、茶箱・卯の花点前と大津袋点前です。来週のお稽古に参加できないため、お薄茶とお濃茶の両方の点前をご指導いただきました。
朝から蒸し暑い中、頑張って和服を着てのお出掛けです。師匠のお宅に到着した時には、涼しげな顔を装いながらも、着物の下は汗でグダグダです。そんな状態を知ってか知らずか、弟子の顔を見るや、師匠は、「まぁ、一息つきなさい」と、北海道から取り寄せたメロンと冷煎茶を出して下さいました。肉厚でジューシーで甘いメロンは、我が家では口にすることがないであろうお味でした。何席か客として席入りし、季節のお菓子や甘いお抹茶を堪能した後、頃合を見計らって、またまた師匠からの差し入れが・・・・。今度は、冬瓜と椎茸の含め煮を冷やした物とおそうめんが登場です。お稽古を見ながら、お台所でお食事の仕度をしてしまう師匠って・・・・、やっぱりすごいです。さりげないオモテナシができてしまう師匠って・・・・、やっぱりすごいです。師匠のお稽古って、茶道点前だけではなく、オモテナシのノウハウをお勉強させていただけるのが、とっても楽しく且つ美味しいです。茶道ってオモテナシの心を学ぶものなんですよね。
今日はおまけに、姉弟子からお手製の塩漬けラッキョウをお土産にいただきました。皆さん、お忙しいのに、マメに色々となさっているようで、これまた脱帽です。シャキシャキとした歯応えが爽やかで、とても美味しく頂戴しました。お師匠様、姉弟子様、ご馳走様でした。
2009年7月17日金曜日
バスケタリー
今回の事前提出課題は、「かご、またはかご的なものを1つ選び、それについてのあらゆる情報を書き出す。それを読んだ人が、実物なしでもよく分かるように書くこと」である。
何を素材とするか、家の中を歩き回ること1時間。まず目についた物は、毎年、夏の間中使っている籠のかばん。お気に入りの物なので第1候補とする。次に目に付いたものは、以前、知人からお花を2鉢いただいた時に入れ物として使われていた籠。スクーリング当日に、現物を持参することが条件のため、やや大きい花籠は却下とする。さらに目に付いたのが、太刀魚の干物が乗せられていた網。手頃な大きさで良いが、簡単な編み目なので、面白みに欠けるとして、これまた却下。そして発見したのが、フクロウの小物入れ。これは、母と北海道旅行をした際に、お土産として購入したもの。懐かしい・・・・。高さ約8.5cmと小さ目であり、いろいろな編み目があり、これにしよっと決定。家の中には、意外と「かご的な物」が存在していることに、少し驚いた。
さてはて、籠フクロウを見つめること2時間。細部に亘って観察しつつ、あれやこれやと書き出すと、なるほど、籠ってのはこうやって出来あがっているんだ、と云うのが理解できる。これでバスケタリー講習の半分は終わったようなものではないかという気がしてくる。「対象物を、穴が開くほど、気が狂うほど見つめる」ってのが、観察や描写の基本なんですな。
2009年7月15日水曜日
三角縁神獣鏡
20年程前、私が新しい部署に異動になった時、皆さんが歓迎会をしてくださいました。会社の近くのイタリアンレストランだったと思います。新しく配属された部署は、部長を始めとして、総勢10名程度の小ジンマリとしたチームでした。年齢は20歳台から40歳台、女性は2名です。歓迎会の場で、部長が「仕事の話抜きで、共通の話題は何かな?そうだ、卑弥呼について語ろう!邪馬台国についてなら、皆、何かしら意見があるだろう!」とおっしゃったのでした。いやぁ〜。何てところに来てしまったんだろうと、びっくりした瞬間でした。当然のことながら、何も意見出来ず、チンザノを飲みつつ、ひたすらニコヤカに、皆さんのお言葉を拝聴していただけの私でした。あ〜、情けなや。
2009年7月14日火曜日
ご近所さん
4月以降、時間に余裕が出来たので、運動不足解消も兼ね、プラプラとご近所探索をしています。緑が多い街だとは思っていましたが、あちらこちらに庭先販売所が在ることも嬉しい発見です。道路沿いに出ている販売所もありますが、ちょっと奥まった場所に設置されている売り場もあります。商売っ気が感じられませんが、地元の皆さんは良くご存知で、引っ切りなしに覗きにいらっしゃるようです。野菜好きの我が家にとっては、有り難い存在です。
今日は、真っ赤に熟した立派なトマトを3個いただいて来ました。今夜のメインは、冷たく冷やしたトマトサラダです。
2009年7月12日日曜日
ミニアチュール
今日は、染織課の主任教授・高木先生をお迎えしての生徒自主勉強会「学習会・彩」に参加しました。今日のテーマは、『面白いと思う空間を作る』です。材料は歯ブラシ1本と8cm×4cmの厚紙54枚。作業方法は、厚紙54枚に同じ切込みを入れ、立体に組み立て、歯ブラシを飾るためのオブジェを作るというもの。私は、今年度にミニアチュール課題に取り掛かろうと思っていたので、ちょうど良いタイミングの勉強会でした。突然与えられたお題に、戸惑いながら1時間、悪戦苦闘した結果が写真の代物。作品説明をすると長くなるので省きますが、さてはて、どのように見えますでしょうか。これでは、及第点は貰えそうもありませんね。
2009年7月11日土曜日
釜揚げしらす丼
「暑い日が続いているので、鰻でも食べて精をつけなさい」と云う母心のようです。幾つになっても、親は有り難いものです。
しらすは、いつも、叔父が営んでいる海産物屋の物を送ってもらっています。天日干しらすと釜揚げしらすです。長野生まれの旦那様は、静岡生まれの私と結婚するまで、釜揚げしらすの存在を知らなかったようです。一度口にしてしまった今では、炊き立てご飯にドッサリ釜揚げしらすを乗せ、刻んだ分葱とおろし生姜を添え、ポンズを垂らした釜揚げしらす丼が大好きです。
今宵のお夕飯が楽しみです。母上様、有難う!
2009年7月10日金曜日
愛妻弁当
とても他人様に自慢できるような代物ではありません。今時流行りのキャラ弁でもなければ、ハートで飾られた新妻弁でもありません。なんの色気もないお弁当ですが、旦那様は毎日、「今日のお弁当も美味しかったですよ」と云ってくれます。云わないと後が面倒だと思っているのでしょう。
お弁当の基本は、全体の半分がご飯で、半分がおかず。おかずの内、2/3が野菜で1/3を主菜にするとバランスが良いそうです。我が愛妻弁当は、最近、お腹の肉が気になる旦那様を気遣い、ほとんど野菜です。今日は、1週間頑張ったご褒美に、ハンバーグを入れました。物足りないかも知れませんが、精一杯の愛情弁当です。