2009年12月25日金曜日

来年は寅歳。年明けを前に、頭が寅になってしまった・・・。ショック・・・。

お正月を前に、少しコザッパリしようと髪を切りに行った。いつもはおしゃれな美容室に行っているが、ちょっとばかり面倒になってしまい、近くの1,500円カットの理容室に入ってみた。これが大失敗。担当のお兄さんは、「美容室に居たこともある。ハサミ使いは床屋のほうが上手だ。」と自信満万だったので、安心しきって任せていた。終わってみると、なんともボサボサバサバサで、まったくまとまりのない髪型に仕上がっていた。切ってしまったものは、しょうがない。髪型に慣れるのが先か、髪が伸びるのが先か・・・・。いくら来年が寅歳だからって、私を寅にしなくても・・・・。うぇ~ん。

2009年12月22日火曜日

見学及び鑑賞

先月提出した「見学及び鑑賞」が戻って来た。大層お褒めの講評をいただいてしまった。

「見学及び鑑賞」は、4月以降、年間で20件以上の展覧会を鑑賞し、その中で印象に残った展覧会5件について800字程度で解説・意見・感想等を述べるもの。観察力・感受性・思考力・資料収集力・文章力が評価の対象となる。

11月25日の締切りに間に合うよう4月から準備を開始した。4月から10月までの7ヶ月、月3つ程度の展覧会に出掛けるのは、ちょっと忙しかった。少しでも染織に関連した展覧会となると、どこで何をやっているのか探すのにも、ちょっと苦労した。他の生徒さんのレポートを参考にするでもなく作業を進めるのは、“こんなんで良いのかな?”と疑問を感じながらなので、添削が帰ってきた時、封筒をあけるのはドキドキである。再提出なんてこともザラにあるので、良い講評をいただけるとホッとする。私が選択した5件のレポートは、クラフト、お雛様、着物、刺繍、バスケタリーと染織に関連した違った内容のものだったのが良かったらしい。ふぅ~ん、そぉなんだ・・・。たまたまなんだけど、良かった、良かった。

直接作品を鑑賞し、自分の感じたことを文章にするってのは、とても良い勉強になった。レポートは終了したが、これからも時間を作ってたくさんの作品を見て回りたいと思っている。平日にゆっくりと見学できるのは贅沢だ・・・・。理解あるOTTOに感謝・・・・。

2009年12月18日金曜日

ミニアチュールテキスタイル

4月から頭を悩ませていたミニアチュールを、やっと仕上げた。

いやはや悩んだ・・・。こんな物を造りたい、あの素材も魅力的だ、こんな事も試してみたい・・・。いろいろと構想し、試作しても、駄目だ・・・こんなんじゃない・・・の繰り返し。電車に乗っている時も、ボーっとTVを見ている時も、始終考えていた9ヶ月だった。最終的に、食品包装用ラップフィルムを大量使用した作品に落ち着いた。12月25日締切に、ぎりぎり間に合った。

今回の作品の条件は、①20cm立方内に収まること、②材料はファイバーの範疇に入るもの、③技法は自由。ラップフィルムが繊維素材か?と問われると甚だ疑問だが、担当教諭から許可が得られたため、強行することにした。テーマや伝えたいことはあるが、そんな解説を聞かなければ、何に見えるだろうか?何かを感じていただけるだろうか?変な物にしか見えないかも知れないが、それはそれで良しとしたい・・・。ふぅ~・・・。

2009年12月15日火曜日

茶道講習会

今月の「茶席の禅語」は、丑年最後の講座ということで『十牛図』。

十牛図は、中国の宋代に禅僧・廓庵師遠禅師によって書き表された10枚の絵。仏道修行の第一歩から活仏に至るまでの過程を十段階に分け、表現したもの。登場するのは牧童と牛、そして布袋様。牛は禅の「仏性」または茶の湯の「茶心」になぞらえ、牧童はそれを求める「修行者」になぞらえられている。

1.尋牛 ・・・ 牧童が牛を探す。
2.見跡 ・・・ 牧童が牛の足跡らしきものを見つける。
3.見牛 ・・・ 牧童が牛の声を聞きつけ、後を追う。
4.得牛 ・・・ 牧童は牛を捕える。牛は逃げようと暴れる。
5.牧牛 ・・・ 牧童は牛を飼いならす。
6.騎牛帰家 ・・・ 牧童は牛の背に跨り、笛を吹きながら家に帰る。
7.忘牛存人 ・・・ 牧童は悟りや茶心を得る。茶心を得たことすら忘れる。
8.人牛倶忘 ・・・ 迷いも悟りも抜け落ち、絶対的な空の世界、無の世界。
9.返本還源 ・・・ 何事もなかったように、有りのままの姿がのこるのみ。
10.入テン垂手 ・・・ 悟りを得た人は、他者に伝えなければいけない。

何かを修得しようとする時、意識してその事に対応するが、修得してしまえば、無意識で事を運ぶことができる。難しい引き柄杓も、修得するまでは意識して所作を行うが、一旦身に付けてしまえば、出来なかった時のことすら忘れてしまう。・・・と云うような感じかな。

2009年12月14日月曜日

スクーリング 「京繍」

今年度2回目の京都は、京繍のお勉強。

京繍とは、日本刺繍のこと。京都に伝わっている日本刺繍だから京繍と云うらしい。古代から、布地に糸で模様を描いて楽しまれていたが、地方によって若干技法が違うらしい。

さて、京繍だが、一針一針細かく刺して模様を描いていくのは、とても根気の要る作業である。手芸好きな女性であれば、おそらく嫌いな作業ではないと思うが、とにかく細かい。平織りの布地は、上糸と下糸が交互に連なっている(凸凹)わけであるが、糸で面を描く(もみじの葉)のは、絹の布地の織り目を見て、下糸(凹)部分に布地の裏側から針を出し、同じ列の凹部分に布地の表側から針を刺す。すると布目に沿った真っ直ぐな色糸が凹部分に埋まるという次第である。細い絹糸で織られた布地の経糸一本一本を見るのは至難の技である。拡大鏡などを使って布目がハッキリクッキリ見えれば、かなり作業ははかどるんだろうが、老眼が始まった肉眼には辛い。細かく針を刺しているつもりでも、隙間が空いたり、斜めになったり。とは云いつつも、なんとなく誤魔化しながらも刺し進め、葉っぱの葉脈も付け、葉脈にカーブをつけて立体感を出したり、流水も太い細いでニュアンスを出したり、初心者ながらもなかなか立派な袱紗模様が出来あがった。3日間刺し続けてようやく出来あがった小さな刺繍であるが、熟練の職人は20分程度で終わるらしい。まぁ、そりゃ、しょうがないわな。

それにしても、やっぱり絹は扱っていて気持ちが良い。絹の布地と絹糸を相手に、一人の世界に篭った作業は、悪くないものである。

2009年12月9日水曜日

単位修得試験

12月の単位修得試験が終了した。今回は、“無事終了”とは云い難い。

今回は、「日本列島史」と「体育理論」の2科目を受験。決してナメテ掛かった訳ではないが、そろそろお勉強疲れしてきたようで、前回までに比べ、少々準備不足で臨んでしまった。日本列島史の設問は、弥生時代の集落について述べよ。体育理論の設問は、自律神経について述べよ。どちらも準備してあった論文モドキを書いて提出したものの、何とも的外れなような気がしてならない。まぁ、不合格であっても2月の最終試験で合格すれば良いんですけどね。1科目1時間、必死で文章を書き続けると右手が辛くなるのですが、2科目2時間連続は、瀕死の状態のミミズが這ったような字(筆圧の弱い、ヘニョヘニョ文字)になり、なんとも情けない見栄えである。

2009年12月8日火曜日

茶道修行

サユ・・・?ゴジフク・・・?

点前稽古は、前回のおさらいで、今回も和巾点をした。続けて同じ点前ということもあり、師匠からの指摘事項も少なく、まぁまぁ順調に終了した。稽古場では、自分の点前稽古のほかに、他のお弟子さんの点前稽古の席に客として参加することが多い。自分の点前稽古は1回でも、客稽古は数回に及ぶことが多い。客として参加することにより、他の方の点前を見て盗むわけである。客で入る度に、美味しいお菓子とお茶をいただきながら、点前を拝見できるので、楽しい稽古であるが、客としての作法を学ばないといけないので、うかうかしてはいられない。

前回、先輩が薄茶の平点前をした。薄茶の平点前は、基本中の基本であるため、難しいと云えば難しいが、時間的には短時間でサラッと終わる点前である。ボンヤリと気を緩めて客していたら、突然、亭主から「サユをいかがですか?」と云われた。サユって何?初めて云われた言葉である。この流れは何?とポカーンとしていると、薄茶の後に、ちょっと喉を潤したいであろう時に「白湯」を勧めるのだそうだ。知らんかった。

今回、別の先輩が薄茶の平点前をした。ボンヤリと気を緩めて客していたら、突然、師匠が「ゴジフクをしてみましょう」と仰った。ゴジフクって何?初めて聞いた言葉である。師匠は、ポカーンとしている私に、干菓子を亭主に勧めるよう指示、亭主は続けて薄茶を点てる。そうか!「ゴジフク」ってのは「ご自服」なんだ。客が亭主に対して、「あなたも一服どうぞ」ってことなんだ。知らんかった。

まだまだ知らない応用編がたくさんありそうだ。楽しい・・・。

2009年12月3日木曜日

2010

来年のスケジュール帳を購入した。

12月に入ったので当然と云えば当然であるが、慌ただしく過ごしていた昨年までは、いつも遅れ遅れになっていた。今年のスケジュール帳を調達したのが、年明けだったことを思えば、真っ当な準備状況である。

私が使っている手帳は、FILOFAXの黒革のシステム手帳。20数年前、ロンドン在勤の同期の男子に頼まれ、頻繁に日本から本を送っていた。そのお礼にと頂いたような気がする。これ位の大きさ厚さで、色は黒と指定したような気がする。気が付けば、同じ手帳を20年以上も使い続けているのである。我ながら、物持ちが良い。

さて、システム手帳のスケジュールシートであるが、まっさらな1年分を持つとワクワクする。来年がどんな年になるのか、どんな楽しいことで一杯になるのか、いつも気分を新たにさせてくれる。現時点で判っている予定を全部書き入れてみると、10月の予定まで入った。来年もドンドン楽しいことで埋め尽くして、ガンガン攻めていきたいと思う。けど、来年を迎える前に、今年中にやるべきことをやらねば・・・・。