2009年10月25日日曜日

茶道修行

今年最後の風炉の稽古は、五行棚を使った『茶通箱』。

風炉最後の稽古ということで、ちょっとばかり気合を入れて臨んだ。いつも稽古に向かうバスの中で、今日は何の点前を稽古しようかと思案する。そう云えば、随分と茶通箱の稽古をしていないと思い、風炉最後は茶通箱で閉めることにした。

茶通箱は、桐の長方形の箱の中に、お茶屋さん(お詰め)が異なる2種類の濃茶を仕込み、お客様を2碗の濃茶でもてなすもの。亭主が用意した濃茶の他に、招いたお客様から濃茶をいただいた場合等に行う点前らしい。茶通箱の扱いとして、茶通箱の中に茶が入っている時は左手から、箱の中が空の時は右手からという作法があるが、いつまでたってもどっちだったか覚えられない。いちいち先生に順番を囁いていただき、どうにかこうにか終了した。茶通箱の扱い、大津袋の扱い、茶巾の絞り替え、袱紗のチリ打ち、茶入と棗の入替え等々、楽しい所作がたくさんある点前である。

来月は炉開き。茶人の正月である。

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