10月以降の半年は小笠原流礼法師範をお迎えして、日本のしきたりや様々なマナーを教えていただいています。
まず、小笠原流の歴史から始まり、小笠原流の基本理念、礼法とは・・・と云う基本知識を説明いただいた。現在、何気なくしている正座が小笠原流から始まったというのは、少し驚いた。正座の発祥なんて考えたこともなかった。
おじぎの仕方、和室でのマナー、飲食のマナーは、茶道に通じるものがあり、日常生活にも参考になることばかりで、興味深い。日常のマナーに関連して、毎回、数種類ずつの折形を教えていただいている。懐紙や口紅紙(正方形の和紙で四隅が赤で縁取られている)を使っての、ちょっとした折り紙が楽しい。和紙を使っての折形は吉と凶があること、祝儀袋の中袋は「金子内包み」とすることが正式であること、箸置き、箸袋、心づけを包む「松の葉包み」等々、簡単で綺麗で洒落た折形が楽しくてしょうがない。茶席で食べきれなかった干菓子を、いつもクシャクシャっと懐紙に丸めてしまっていましたが、「残菓包み」にすると、何て美しいんでしょうと、嬉しくなってしまいます。
飲食のマナーの中で、食事は、「自分は、その食事をいただくに値するのか、反省の気持ちを持っていただく。食事をいただいた後は、(いただいたエネルギーを)世の中に還元する」ことが必要だと教えられた。そんな事を考えたら、今の私は1日に1食でも多いくらいだ。食欲のままに飲み食いしていて申し訳ない。
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