初釜茶会も終わり、今年も稽古が始まった。
月3回の稽古は、師匠からの指定がない限り、自分で稽古内容を決める。いつも、「今日は何の点前をしようかしら・・・」と考えながら稽古場に向かう。毎回思い悩むのが面倒になったので、昨年11月の炉開きから、点前一覧表を作り、半年間(炉と風炉)でまんべんなく稽古できるようにチェックすることにした。師匠からの突然の指令により変更することもあるが、点前一覧表は便利である。
今年最初の稽古は、長緒大海茶入の点前を選んだ。何度やっても長緒の始末が綺麗にできないし、大海の扱いも覚えられない。次回、稽古待ち時間の間に自習することにしよう。
今では、ほとんどの仕覆の紐は短く、扱いが楽であるが、昔々はみんな長かったらしい。ある時、利休が短くして使ったら、「これは楽チンで良い」と茶人達に受け入れられ、広まり、定着したそうな。ここでも利休の創意工夫が見られるが、使い古した紐の傷んだところを切ったら短くなったとか、もともと紐の長さが足りなかったとか、実はそんな理由からだったりして・・・。
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