2011年1月20日木曜日

大寒の女

1月20日は大寒。この日から節分までが、一番寒い時期だと云われている。

51年前の大寒の日、私は産まれた。自宅出産だった。歯科以外は何でも診てくださる近所の爺さん医者・広瀬先生にとり上げていただいた。私が産まれた時、3歳上の兄は、ハス向かいの食堂・みます屋に駆け込み、みます屋のばぁばに「一匹しか産まれなかったよ~!」と報告したらしい。

その後、私が小学生までの間、文明堂のCMで子豚数匹がラインダンスを踊っている映像をみては「日月が出てる!」と笑われ、NHKで3匹の子豚を見ては「日月だ!」とからかわれ、エースコック(?)のCMが流れれば「豚豚子豚、お腹が空いた。ぶぅ~!!」とおちょくられる毎日だった。頻繁に子豚子豚と云われ続けた私は、ある日、大泣きをして、「子豚じゃないもん・・・」と云って兄に取っ組み合いの喧嘩を挑んだのである。それ以来、兄の口から子豚が消えた。

想い返すに、私は、産まれた時から子豚人生を歩んでいたのかも知れない。今は大豚にならないよう、飛んだり跳ねたり歩いたりと、ささやかな抵抗を続けている。そんな健気な“大寒の女”を励まそうと、“小寒の男”(夫は1月6日生まれ)からの誕生日プレゼントは、『プラチナ電子ローラー ReFA』 と 『充電式カイロ ecoro』である。「身体を温めて、ローラーで下がった肉を持ち上げてくれ」というセツナイ願いが心に痛い。

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