2011年2月23日水曜日

茶窓間話

月1度、古筆で認められた茶書を読む勉強会に参加している。茶窓間話は、茶室の窓から聞こえてくる話をまとめた書である。平安文字で書かれた江戸時代の書物らしい。

会話には、数寄雑談と世間雑談があるが、茶室においては世間雑談は御法度とされている。政治、宗教、嫁姑の悪口等々、世間一般の下世話な内容を話題にすることは無粋ということだろう。茶室で好まれる数寄雑談は、常人にはとても難しい。茶の造詣が深くないと会話に参加できないし、古典文学や和歌の知識も求められ、あらゆる教養が必要となる。私には、とても及ばない世界である。

そんな常人のための参考書が茶窓間話である。茶室で引き合いに出せる話題が盛りだくさんなのである。しかるに、平安文字を読み砕くのが、これまた難しい。分かれば面白いのだが、なかなか先に進まない。今日は、登場した一文字『曙』で一盛り上がりした。『曙』と『暁』の違いは何か?日本語は面白いの~。

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