寒~い時期は、大炉の季節である。
大炉は、炉畳の中の炉の場所と対角に切るという決まり事があるそうな。対角線上に炉が切ってあると、それぞれの点前座に座ると、炉は右側にくるが、大炉は左側にくることになる。炉の位置が左右逆転することにより、点前も全て左右逆転して行われるのが逆勝手である。逆勝手の場合、小難しい点前をすることはなく、濃茶も薄茶も平点前がおこなわれることが多い。平点前は基本の点前であるが、手と足が左右逆になるだけで、なんともやり難いものである。身体に染み付いた足運び、手捌きは、脳ではなかなか切り替えられないようである。
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