4月から7月までの毎週火曜日、近所にあるルーテル学院大学で日本文化史の講義を聴講している。
昨年、日本の歴史に目覚め、歴女の仲間入りをした。そんな折り、三鷹ネットワーク大学の講座案内の中に、ルーテル学院大学の同講座があった。ルーテル学院大学はルター派ルーテル教を基とし、神学部を中心に構成されているような大学らしい(よく知らないが・・・)。そんな学校の講座らしく、「神道を視点とした日本文化史」を聴講できるというので受講することにした。神・仏・宗教には、ほとんど関心がないため、最初の数回は面白さが分からず、言葉が理解できず、90分間座っているのが苦痛だった。それでも、めげずに通うほどに、だんだんと興味が増してきて、今ではアッという間に90分経ってしまうようになった。
今日のテーマは「古事記」。古事記の原文を見たのは始めてである。読めない。高校時代、漢文や古文は得意な方だったが、それとも違うようだ。先生曰く、「これは現代の中国人でも読めませんから・・・」と言うことである。漢字を一文字ずつ追い想像するしかない。先週の講義で登場した、日本最初の神様である天之御中主神が冒頭で登場し、その後次々といろいろな神様の名前が出てくる。読み進むうちに、伊邪那美と伊邪那岐が登場した。最初、伊邪那美(女)が「まぁ、なんて素敵な男性なんでしょう」と云い、次に伊邪那岐(男)が「おぉ、なんて素敵な女性なんだ」と云った。その後、二人の間に子供が出来たが、第一子・第二子ともに正常に産まれなかった。その理由は、女性から告白したからだと云う。もう一度やり直し、伊邪那岐から告白し、次に伊邪那美が告白したら、次はちゃんとした子供が産まれた。プロポーズは男性からするものだ・・・という慣習が出来上がった素となるようなお話である。ふぅ~ん。
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