2010年6月22日火曜日

茗荷竹

生姜のような竹のような・・・

月に1~2度、長野から季節の野菜が送られてくる。近所で買った新鮮野菜も助かるが、庭先や裏山に自然発生した露地物を摘んで送ってくれるのがなんとも嬉しい。今回は、庭の竹林から朝採りしたと思われる筍が、ダンボール箱の底に大量に詰められていた。箱の一番上には、何やら見慣れない野菜らしきものが乗っていた。いつもなら添えられえいる手紙がなく、スッとした姿と香りの正体が分からない。送り主に電話して聞くと、『(何の事かの前触れもなく、唐突に)分からなかったでしょ。手紙書いてたんだけど、お風呂(温泉)に誘われて、急いで出掛けちゃったもので、(手紙を)入れるの忘れちゃって。』との事。

長々と、この野菜にまつわる話を聞いた後、ようやく正体を明かしてくれた。どうやら『ミョウガタケ』と呼んでいる物らしい。これが成長し、木の根元あたりにできるのがミョウガなのだそうだ。ミョウガがどんな風に出来るのか知らない私にはピンとこないが、こいつは、ミョウガの木の新芽ということなんだろうと思う。白いところ(青いところも食べられるらしい)を刻むと薬味になるらしい。送り主は好きではないそうで、毎年、採っては捨てていたらしいのだが、たまには珍しい物を送ってみようと入れてくださったそうな。食べてみると、ミョウガほどエグミがなく、爽やかな夏の香りと食感が楽しめるものであった。薬味好きには嬉しい一品である。

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